自担が一度も帽子を被らなかった日
最初に謝らせてください。古参ぶったタイトルをつけてごめんなさい。
でも衝撃だったんです。許してください。
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こんにちは。じゅーくといいます。
ところで、
To-y2 二日間おつかれさまでした~~~!!!
WEB FES出のド新規にはリアルタイムで参戦する初めてのコン
横尾さんの細部までこだわりぬいた演出、玉森くんのメンバー1人ひとりのスタイルを120%活かす衣装、千賀さんのフォーメーション1つ1つにしっかり意味の込められた振り付け、どれもこれも最高でした!もちろんパフォーマンスだって最高だった!
他のメンバーだって素晴らしかった!北山さんの力強くてグループをぐいぐい引っ張るパフォーマンスも、藤ヶ谷さんのクール&セクシーなのにお茶目なときは全力でやりきって笑わせてくれるところも、目立てる権利をフル活用した宮田くんの素敵な歌声も、全部全部最高だった!
もうとにかく楽しかった!ありがとう!!!
中でも二階堂くん。
私は二階堂くんを応援できて本当に幸せです。
※※※ここから先は1オタクの激重巨大感情しか書かれません。面白いことも、ためになるようなことも言えないので、キツかったらさっさとブラウザを閉じようね!※※※
キスマイを応援してきたファンは、おそらく当然のように知っている事実がある。
二階堂高嗣、コンサートでは帽子を目深に被りがち ということである。
上述の通り、私はWEB FESからキスマイにハマったばかりという、新参もいいところのオタクなのだが、過去のライブ映像を履修すればするほど、この事実にぶち当たるのである。
(ちなみに2015年のKIS-MY-WORLD~2019年のFREE HUGS!、および2018年の舞祭組村は一通りライブ映像を見ました。それ以前のものについては今後履修していこうと思っています。)
2015~2016年はそれほど帽子を被っている印象でもないのだが、2017年のMUSIC COLOSSEUM以降はもう帽子を被ってない時間のほうが短いんじゃないかというくらい絶えず帽子を被っている。
念のため断っておくが、私はアンチ帽子派ではない。
2018年のYummy!!you & me及びExtra Yummy!!にて、Break The Chain以降着用していた黒衣装については、むしろハットまで含めて完璧な造形が出来上がると信じてやまないくらいには帽子に対して寛容であるつもりだ。とにかくYummy!!の黒衣装は良い。帽子であの涼やかな目が隠れてしまって、時折チラチラと覗くのだってもはや芸術の域である。もし死という概念が人間の形をして存在するのであれば、黒衣装を着た二階堂高嗣であってほしいくらいに好きだ。もしくは遠隔操作型のスタンド使いであってほしい。言っていることがきもちわるいなこれだからキモオタは。
でもいいところばかりではないとも思っている。
2018年Extra Yummy!!の『今はまだ遠く~』以降被っていた黒いハンチングは燃やしてしまいたいくらい憎たらしい。せっかくかわいらしいメンバーカラーのスーツを着ているのに、黒点のように浮いた黒ハンチングはミスマッチどころの騒ぎではなくて、見た瞬間「ハンチング燃やせ!」と叫んだ。野蛮か?
2017年のMUSIC COLOSSEUMでは、開幕早々ハットを目深に被っているし、帽子を被ってないときはヅラを被ってるので、二階堂高嗣の地毛を拝むことすらかなわないのだ。ミューコロのヘアスタイルめちゃくちゃ好きなのに!!!!!!!あっ、ジョッシー松村は二階堂くんじゃなかったね。ごめんごめん。
とにもかくにも、たかが4ヵ月しかファンをやっていないオタクがこうなのだ。いわんや、何年も二階堂担をしていらっしゃる先輩方をや。
二階堂担と二階堂高嗣の帽子の間に横たわる因縁というものは、百人百様に形成されているものと、まことに勝手ながら思っている。
でも今回のTo-y2のコンサート、2日間もあったのに、二階堂くんは一度も帽子を被らなかった。
私事で申し訳ないが、To-y2は私が初めて買ったキスマイのアルバムだ。プレバトでおなじみ、夏井いつき先生の俳句が使われているという「王国の蝶」が聞きたくて、WEB FESを見た次の日には買っていたように思う。
結果、さんざんうたプリでお世話になった上松範康氏の作詞作曲したCOUNT 7EVENをで見事沼に落ち、その流れで進められたHAPPY LIVE with youにて披露されていたMr.FRESHを見て二階堂くんを推さざるを得なくなってしまったという、とにかくいろんなきっかけをくれたアルバムなのだ。
そのアルバムのコンサートで、二階堂くんは一度も帽子を被らなかった。
正直に言う。私は二階堂くんの顔がめちゃくちゃのめちゃくちゃに好きだ。MAHARAJAで冗談めかして歌われる「国中で噂のイケメン」というフレーズは、二階堂高嗣のために存在すると信じてやまないくらい顔が良いと思ってる。涼やかな目元、その右目の隅っこにこぼれたなみだぼくろは二階堂くんのパブリックなイメージに不釣り合いなほどの色気があって見るたびにドキドキする。すっと鼻筋は通っているけどあまり高くはない鼻とつんととがった唇は小動物のようでかわいらしい。とにかく奇跡のようなバランスで顔のパーツが配置されていて、本人はお顔が大きいと言っているが、こんなかわいくてかっこよくて美しいお顔が遠くからでもはっきり見えるのだからむしろ最高なくらいである。
そんな最高なお顔が1度も帽子によって、ましてやあの憎きクソ黒ハンチング帽なんぞによってさえぎられることがなかったのである。
しかも今の髪型。ENDLESS SUMMERのジャケ写とか見ればわかる通り、めちゃくちゃにかわいい。みんな見て。ほんとにかわいいから。世界一かわいいカワウソ。二階堂たか史上1番似合ってる(※個人の感想です)
つまるところ2020年の二階堂高嗣って存在そのものが奇跡なんですよね。
実在する奇跡が2時間歌って踊って笑ってファンサしてくれてるんですよ?しかも自分にとって一番思い入れの深いアルバムのライブで。世界に感謝以外のコマンドが打てねえ。
……とまあ、ここまでは自担が帽子を被らなかったことに対して、キモオタやりがちな大袈裟な語彙を使ってビジュアルをほめたたえるムーブにすぎません。それだけじゃないからブログを書いているんだ。
二階堂くんが帽子を被らなかった件については、案の定、配信を見ていたファンからも声の上がる事態でした。
(※To-y2を見ていない方に説明すると、今回のライブでは、MC中にチャット機能でコメントを届けることができるという、配信ならではの距離感がバグりそうな企画があった。ちなみに私は504エラーが出て何もできませんでした!!!)
なんで今回帽子被らなかったの?という質問がメンバーからも発せられる中、二階堂くんはいつも通り「大人に怒られた」という小学生もびっくりな言い訳をするんですけど(ちなみに二階堂くんは今年30歳になったいい大人です)、毎回素晴らしい衣装を担当してくださる玉森裕太くん、いや玉森裕太さん、玉森大先生が、びっくりするような事実をリークしてくださいまして。
「配信だから、ファンのみんなに顔が少しでも見えるように、帽子なしって言ってたよ」(ニュアンス)(録音とか録画とかできないからね)(衝撃で記憶がおぼろげだからね)
キモオタのぼく「ヒュッ……」
……お決まりの流れだけどさあ、お決まりの流れだけどさあ!!!!!!!!!!
玉森大先生、いや玉森大明神!ありがたきお言葉!!!!!!!!
今年の二階堂高嗣の誕生日から玉森大明神には頭が上がらない*1。玉森大明神は二階堂担をいたわる趣味でもおありなんでしょうか?????
ただでさえ自担のかわいいお顔を存分に満喫できて燃え尽きるほどヒートしているオタクの頭は、完全にフリーズしました。
その後、メンバーからめちゃくちゃいじられる二階堂高嗣。藤ヶ谷くんからは「#ニカ脱ハット」というタグ指定までされる始末。一緒に見てた宮田担からはよつぶやけと言われて放心状態で「#ニカ脱ハット」だけつぶやくキモオタのぼく。最終的にトレンド入りしました。めでたしめでたし。
……じゃねーんだわ!
このことについて、思うことは大きく分けて2つある。
ひとつ!二階堂担は二階堂高嗣からめちゃくちゃ愛されている!
ふたつ!世界が二階堂高嗣にやさしい!
ひとつめから。
二階堂くんはそもそもあんまりファンに対して積極的に優しくしてくれるタイプのアイドルではないんだろうと、過去の映像や、先輩方のツイート、ブログなどを拝見しながら思っていた。優しくって、つまりは大好きとか愛してるとかたくさん言ってくれたり、アイドルらしいファンへのふるまいを指すと考えてほしいです。
そもそも彼はファンに向かって「キスマイが1番好きです。みんなは2番目」*2とか言っちゃうアイドルだ。大抵は嘘でも「みんなのことが1番好き!」と言いそうな局面で我々を2番目と言っちゃうのだ。へたくそか二階堂高嗣。
しかし私は正直この発言がとても好きで、むしろ2番目においてくれてありがとうな!くらいの気持ちで聞いていた。十何年も一緒にいるキスマイメンバーの方々に勝とうというのもおこがましいし。感じ方は人それぞれだと思いますけどね!
でも2020年の二階堂くんは、30歳になった二階堂くんは、自由に生きるといっておきながら、我々ファンのことを考えて、ライブの前に気合を入れるスイッチでもある帽子を被らないでライブをやりきってくれた。
これってつまり愛じゃん?(論理の飛躍)
ここでいう愛は、「アイドルがファンを想う気持ち」と読み替えたほうが適切かもしれません。自分のスイッチよりもファンの求める姿を優先してくれる気持ち。そこに残るのはファンにしっかり向き合ってくれているという事実だ。これに気づいて嬉しくならないファンの方が少ないのではないだろうか。
そこまでされると本当に自由に生きてるか不安になるくらいだ。二階堂くんは言葉こそへたくそだが、心遣いは本物だと感じられる。もしかしたら配信という形だからこそ実現したのかもしれないけど、二階堂くんの心遣いを確かにファンは受け取って、幸せな気持ちで噛み締めていると伝えたい。
二階堂担で本当に良かった。それでは聞いてください。舞祭組で『最幸LOVE!』。
ふたつめ。
帽子を被らない理由を聞かれて、咄嗟に「大人に怒られた」という子供じみた嘘でごまかそうとするくらい、二階堂くんは天邪鬼、ひいてはツンデレだ。
2次元のツンデレはわかりやすい。なぜなら、「ツン」の部分を説明する文脈が用意されるからだ。このキャラクターはやたら冷たく当たったりツンケンした言動が目立ちますが、本当は恥ずかしがっているだけですよ、という説明が必ずセットで描写される。だからこそツンデレとして成立するし、それをかわいらしい属性としてとらえることができる。
ただ、「ツンデレ」が3次元に存在すると、とにかくめんどくさい奴になってしまう。その人の言動の裏の真意や文脈を、受け手全員が理解できるとは限らないからだ。
突然「別にあんたのこと好きでもなんでもないんだからね!」と言われたところで、背景を察するコミュニケーションが苦手であればあるほど「じゃあこいつには近づかんとこ」となってしまう。たとえ本当は好きだったとしてもだ。3次元においてツンデレが成立するためには、よほど受け手がツンデレ本人の言動の癖を理解しているか、察する能力が高いかしないとならない。
しかし厄介なことに二階堂くんはツンデレなのである。誕生日を祝われて「やだね~」とか言っちゃうし*3。何も知らない人が聞けば誕生日祝われるの嫌いな人なんだな、と受け取っても仕方ない。でも二階堂くんはやってしまうのである。ツンデレだから。めんどくせえ奴だな。
でもそんな二階堂くんのツンデレを、成立させてくれる世界がある。
さすが結成15年ということもあって、メンバーのみんなが二階堂くんの扱いを心得ているし、そんな面倒なところをわざわざファンに向けて解説を交えていじってくれる。今回のMCだってそうだ。玉森大明神の明かしたやり取りの一部は、「この人の言動は照れ隠しですよ」という解説として機能していた。そのおかげで我々は二階堂くんの悪態や子供じみた嘘をツンデレの「ツン」として解釈することが可能となるし、かわいさに微笑ましくもなれるし、愛の重さに膝をつくこともできる。
こういったやり取りは今年突然発生したわけではなくて、定期的に繰り返されているお約束でもある*4。それなのに毎回懲りずにしょうもない嘘をついては事実を暴かれて照れる二階堂高嗣はどうしたって憎めないしとてもかわいい。二階堂担、自担の照れるお顔が三度の飯より好き。
つまり何が言いたいかというと、実在する人間のツンデレを成立させてくれる土壌がKis-My-Ft2には存在し、ちょろいオタクはまんまと踊らされているのである。
悔しさはあるが、楽しいのでなーんの問題もないです!!!!!!
改めてKis-My-Ft2のみなさん、いつも二階堂くんのことかわいがってくれてありがとう。
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文字数もすごいことになってたので、そろそろこの辺りで終わりにしようと思います。
ここまで読めた人います?読めたんだとしたら猛者じゃないですか。ありがとうございます。そしてキモオタでごめんなさい。
本当はにかぴょんコールやってくれたことへの感謝とか、吠えるようなラップめちゃくちゃかっこよかったとか、We are キスマイ!でメンバーのC&Rをやってくれたこととか、そういう話もしたかったんですけど、思った以上に黒ハンチングへの殺意を抑えきれませんでした。黒ハンチング好きな人ほんとにごめんね。。。
改めて、東京ドームで初の配信ライブとなるTo-y2を開催してくれたKis-My-Ft2のみなさん、スタッフの方々、本当にありがとうございました。
そして最後に、
二階堂高嗣くん、たくさんの愛をありがとう。二階堂担で、本当に幸せです。
では!またどこかで!
#ニカ脱ハット