二階堂高嗣くんお誕生日おめでとう2021

「推し」という言葉が一般的なものになって、もうずいぶん経つ。

ありとあらゆる事物に使われるこの2文字の言葉は、「私はこれが好き」と主張するにはあまりにも便利な単語である。そして時に、ある種の熱狂や信仰を伴う。

では「推す」とは何なのか、何を以てして「推し」と呼ぶのか、「推し」とそれ以外にはどのような違いがあるのか。

100人いたら100通りの答えが返ってくるだろうこの問いに、私はこのような答えを出した。

 

もしかしたら私の見ているその人は虚像に過ぎないかもしれないけれど、でもその人のことを信じたい、そう思える相手が「推し」なのだ。

 

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いきなりクソダルい語りから始まってすみません。そんなことより。

 

二階堂高嗣くん、31歳のお誕生日おめでとうございます!!!

 

二階堂くんのお誕生日を祝うのは今年で2回目、そんな新参者もいいところなのですが、今年もこうして祝うことができることに、感謝の念が尽きません。

 

キスマイにハマってから、そして二階堂担になってからのこの1年、とにかく濃かった。もうドロッドロに濃かった。ムカつくことも悲しいこともあったけど、それ以上に楽しくてうれしくてハッピーで最幸なこともたくさんあった。オタクとして生きる中で、今までにないくらいいろんな感情を経験して、生きていることを実感する1年でもあった。

そして二階堂くんのここが好きだ!という気持ちが積もりに積もった1年でもあった。

 

今回は誕生日というまたとない機会を借りて、二階堂くんの好きなところをつらつら書き連ねていくことにする。要するにダルい語りである。

後々読み返して死にたくなるほど恥ずかしくなるのかもしれないけど、2021/8/6現在の自分の感情の記録になると良いと思う。

 

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二階堂くんの好きなところ①:

1発目から身も蓋もないですね。はい。顔が好きです。二階堂高嗣顔が良い。

顔のどこが良いって、まず目が良い。二階堂くんの意志が強くて涼やかなおめめ。突然小動物のようにまんまるきゅるきゅるになったかと思うと、ヤンキーっぽさが抜けきってないキツく鋭い目つきに変わる、表情豊かなそんな目がとても好きだ。

そしてその目を強調するかのような豊かな涙袋、びっくりするほど色気のある右目下のほくろ、きりっとした眉毛。何もかもが完璧に配置されていて、見るたび嘆息する。本当に美しい造形をしている。

顔の上半分だけでタラタラ語ってしまったが、二階堂くんの顔の下半分ももちろんかわいい。少し低めのお鼻を本人は「ちょっとだけつぶれた鼻」「ブサカワ」*1と言った。でも潰れている割には鼻筋がスッと通っていて横を向いたときにとてもきれいに映る。正面を向いた時には小動物的なかわいらしさを演出してくれる。なんと万能なパーツ。

への字のようで両端が上向いてる、緩やかなωみたいな形のお口もかわいらしい。よくカワウソに似てると言われるのは、このお口の形があってゆえのことだろう。やや丸めの輪郭も相まって、カワウソと並べても遜色のない小動物フェイスなのが一層愛らしさを強調している。

でも斜めから見る顔はシャープで洗練された印象になるから不思議だ。見る場所見る角度によってこんなにも印象の変わる、そして表情もコロコロ変わる、本当に見ていて飽きない良い顔だ。

いつも顔が良いという便利なスラングに頼ってしまっているが、これからも頼ることになるのだろう。だって顔だけ語るのに多分5ツイートくらい使ってしまうからだ*2

 

二階堂くんの好きなところ②:身体

身も蓋もないシリーズその2。そもそも骨格が好きすぎる。

フレームのしっかりした肩幅に、ほっそりとした腕、その先にくっついてるバカでかくて綺麗な手、手入れを欠かさないピカピカの爪。

上半身だけでなく下半身の造形も美しく、位置が高くてキュッとくびれた腰は、スタイルを良く見せるのに恐ろしいほど効果を発揮している。背中~腰~尻~脚のラインはの美しさは言葉にできないくらい好きだ。脚の長さを表現するのに、股下5メートルの膝下3メートルはオタクがやりがちな手垢のついた誇張表現ではあるのだが、実際少し低めの椅子に座った時、余る脚の長さにそう口走るしかないのも事実なのである。

彫刻にして残したいと何度思ったかわからないくらいに、全身のスタイルが”良い”。

そんな恵まれた身体でしなやかに踊るのだからオタクは堪ったもんじゃない。バラードなんかで特に顕著だが、「舞う」という表現がしっくりくるほどしなやかで、爪の先まで丁寧にさばく所作の繊細さ、そこに宿る美。動きの緩急の加減がまた絶妙で、全身の筋肉を意のままに制御しているのかとすら思う。無駄のないやや神経質気味で繊細な動きは、本人がバラエティで見せる印象を簡単に裏切ってしまうのだからずるい。

顔の作画はどちらかというと少年ジャンプなのに、身体の作画は往年の少女漫画のようで、一見事故りそうな2つが不思議なバランスで成立しているのだから二階堂高嗣はすごい。そしてしゃべるとコロコロコミックみてえになるからほんとおもしれー男。

 

二階堂くんの好きなところ③:

二階堂くんの声は特徴的なハスキーボイスで、ラップをさせるとやや無機質めな響きと刻むビートの独特さがめちゃくちゃかっこいい、でも歌うとちょっぴり切なげに上擦るので、一人称「私」の歌詞がやけに色っぽく聞こえるから不思議だ。というのは個人的に散々語ってきた。

二階堂くんは普通に喋ってても声が良い。

例えばラジオのトークのとき。あまり張り上げずに低い声で話すときの柔らかさ。ちょっぴりもぞもぞした響きが、蓄音機でレコードを再生しているときのノイズのようで心地よい。メンバーとのトークだと喋り方も幼く甘えた感じになるから一層かわいらしい。

かと思うと突然アニメ声みたいなのを出す瞬間があって、それがとてもかわいい。一番わかりやすいのはキスどき47話カレンダー撮影回でワンちゃんを追っかけまわしながら発せられた「キミに決めた!キミに決めた!」という声なのでdtv入っている人はぜひ聞いてみてほしい。アニメの少年主人公みたいなトーンでしゃべるのに声カッスカスなのが余計にかわいい。最高。

そしておそらく耳がいいんだろう、時々ふざけてナレーションやカウントダウン音声の声真似をするとき、謎にクオリティが高くて感動する。口や声帯の使い方が器用すぎて末恐ろしくなる。

鍛えたらめちゃくちゃ化けそうなので、いつか声のお仕事やってください。最高の原石を見つけた気分なんだこっちは。吹替とかやってほしい。絶対ぜっったいぜっっったい1回はやって!!!!!!

 

二階堂くんの好きなところ④:演技

『舞台版 ○○な人の末路』を見るとき、毎度のように「アカデミー助演男優賞~~~~!!!!!」と叫んでしまう。実際自分にそれだけの権威があったら与えているかもしれない。何が言いたいかってそれだけ演技が好きということなんですけど。

そもそも声がいいのは前項で語りつくしたところだが、持ち前の声の器用さを生かして自然にセリフを発するところがとても好きだ。一見派手さはないものの、演技していることを忘れるような自然さは、二階堂くんの持ち味だ。

また、これは憶測にすぎないのだが、演技プランを緻密に練って役に徹しているところもとても良い。<舞台○末ネタバレ注意>『舞台版 ○○な人の末路』の笑原陽左志を演じるとき、二階堂くんは呼吸を荒げる演技をする。陽左志が呼吸を荒げるのは、過去のある事件に起因しているが、それをセリフじゃなくて演技でわからせることができるからすごい。<ネタバレおわり>

そして、自然とそのシーンに馴染む演技ができるのが二階堂高嗣の演技の1番の強みではないかと思う。 バラエティの出演で培ったスキルなのか、もともと状況を読むことに長けているからなのか、そのどちらもあるのかもしれないが、他のキャストを喰ってしまうほどの存在感を発さず、かといって埋もれてしまうこともない、絶妙な塩梅でそのシーンに参加しているのが素晴らしい。

中高演劇部だったレベルの人間が分かったような口利いて申し訳ないのだが、他人同士が作られたセリフを発して自然なやり取りのように聞こえる/見えるようにするには、それなりに修練が必要になる。その上、周りと協調しながらお芝居をするのは、自分がしっかりと演技した上で、相手の演技をしっかり見てやる必要があることなので、かなりのスキルを要することだと思う。演技の仕事が少ないことを弄らせたりする割に、二階堂くんはそれを自然とこなしていて、だからすごいと思っている。

二階堂高嗣の顔だけど二階堂高嗣ではない別の人物として呼吸している姿がとても好きなので、31歳はどんどん演技のお仕事もやってほしいと思う。そして実は脇役で良い味を出す俳優だとも思っているので、ボス恋の中沢みたいな美味しい役をゲットしてほしい。

目指せ、令和の名脇役

 

二階堂くんの好きなところ⑤:仕事をする姿勢

突然ガチな感じになってしまって恥ずかしいな。

そもそも仕事をする姿勢というのは、特にファンの立場からアイドルを見てるだけの場合、当たり前だが全部を知ることは不可能である。だから、これは私の主観が多分に入っていることをあらかじめ断っておく。まあそれ言ったらこの記事すべて私の主観で構成されているんですけど!!!!今更だよ!!!!!!!!!

二階堂くんはアイドルなのにアピールがへたくそだと思う。殊に自分の仕事に関して。

自分が中心になって担当しているライブの演出だって、誰がやったか聞かれたときに真っ先に「みんな!」と答えるくらいだ。でも二階堂くんが担当したライブの演出が、私はどれも好きだ。WEB FES出なので初めてフルで見たライブ映像は2019年のFREE HUGS!だが、レーザー照明の動きがシンクロするところや、THIS CRAZY LOVEのプロジェクションマッピングに衝撃を受けた。そしてダレることのないセトリ。そんなライブの演出を二階堂くんが、自担がやっていたことを知ったときは、うれしすぎて自分に都合よく事実を捻じ曲げてるのかとすら思ったくらいだ。

でも二階堂くんはあんまりそれを自分から言わない。「みんな!」と言ったりスタッフさんの尽力の話に持っていく。もちろん彼一人の力で全てが成り立ってるとは思わないけど、みんなと一緒にすごいものを作り上げているのだから、そこはもうちょっとアピールしてもよくない?と思う。思うけれどあんまり自分から語ることはない。それをちょっぴりもったいなく感じたりもする。

でもライブの裏話をするときに、他のメンバーが二階堂くんの名前を挙げてくれるから、Kis-My-Ft2は優しいなと思う。そして、本人以外の人が言うのだから、本当なのだろうな、と思うこともできる。

表ではあんまりそんな素振りを見せないが、裏できっといろんなことを考えて、実現に向けて努力してくれているであろう二階堂くんの仕事の姿勢は、もどかしくもありかっこよくもある。不言実行とはきっとこういうことを言うのだろうなとも思う。そして、それを裏話として教えてくれるKis-My-Ft2の皆さんに感謝である。

 

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冒頭にも書いた通り、私がここまで書き連ねてきた二階堂くんに関することは、世に出た情報を積み重ねて私が作り上げた虚像に過ぎない。

でも、そんな虚像をこの1年追いかけ続けているのは、二階堂くんが「信じたい」と思えるアイドルだからなのかな、と思う。

私は二階堂くんのビジュアルの良さを信じているし、歌やダンスを信じているし、演技のポテンシャルを信じているし、仕事の姿勢を信じている。二階堂くんにムカついたことだって分かり合えなさに腹を立てたことだってあったけど、それでもやっぱり信じたいと思うから自担なのだと思う。

 

改めて、二階堂高嗣くん、31歳のお誕生日おめでとうございます。

幸多き1年になることを心の底から祈っております。

 

 

 

 

 

 

 

後から読んだときにこのブログが恥ずかしくなったら、全部モデルナの副反応のせいにします。

*1:2021/7/15配信キスマイRadioにて

*2:顔のどこがいいって~見ていて飽きない顔だ までで580文字くらいあった。怖